★はじめに
筐体によってボタンを押したときの感触が硬かったり柔らかかったりします(重い・軽いとも言う)が、ボタンの硬さ柔らかさは意図的に変えることができます。しかし、硬いボタンが好きなプレイヤーもいれば柔らかいボタンが好きなプレイヤーもいます。プレイヤーの好みにあわせて調整することが重要です。
★ボタンを柔らかくする方法
★ボタンを柔らかくする方法
ボタンをたくさん押すうちにマイクロスイッチやバネが疲労してきて柔らかくなることもありますが、パーツの疲労は『無反応』『二重反応』を引き起こすのでおすすめできません。そこで、マイクロスイッチとバネに違う種類のものを使用し、意図的にボタンを柔らかくしてみましょう。
★マイクロスイッチ
ポップンにデフォルトで使用されているマイクロスイッチは山武製V-5000という押圧200gのマイクロスイッチです。このマイクロスイッチをビートマニア2DXで使用されいているオムロン製V-10-1A4という押圧100gマイクロスイッチと交換するとボタンを押したときの感触が柔らかくなります。
★バネ
ポップンでデフォルトで使用されているバネとビートマニア2DX(もしくはパカパカパッション)で使用されているバネと交換するとボタンを押したときの感触が柔らかくなります。
★ボタンの柔らかさ比較
スイッチ | バネ | 柔らかさ | 感触 |
山武製 V-5000 | ポップン | 硬い | 新品の状態です |
オムロン製 V-10-1A4 | ポップン | 普通 | 私のやりやすい硬さです |
山武製 V-5000 | ニデラ | 普通 | 同上 |
オムロン製 V-10-1A4 | ニデラ | 柔らかい | 非常に柔らかく押しやすい反面 『埋まり』『二重反応』を起しやすい
|
オムロン製マイクロにニデラ用バネを使用したボタンは、ボタンの戻りが弱く頻繁に『埋まり』『二重反応』を起こしてしまいます。実用的なものは上から三列目までだと感じました。
★最後に
また、オムロン製D2RV-Eというマイクロスイッチは押圧25gと非常に柔らかいボタンにすることができますが、ボタンを叩いたときの衝撃に耐えることができず『埋まり』『二重反応』を頻繁に引き起こしました。ボタン自体の重さの少ないビートマニア2DXやパカパカパッションのボタンを柔らかくする際に使用することは可能だと思います。